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【広報取材】地元農業高校と連携へ JAと情報交換
2025.03.26

県立相原高校とJAは3月18日、同校で「地域農協との連絡協議会」を開きました。JA職員と同校教員、同校に隣接し学校運営協議会にも参加する相模原協同病院の職員ら約15人が参加。
同校は1923年に開校。「社会で活躍できる人材の育成」を目指し、これまでに約2万人の卒業生を社会に送り出してきました。実際的・体験的な学習を重視し、専門性の向上を図る教育に重点を置く。新たな産業の創出やグローバル社会に柔軟対応できる人材を育み、JA組合員・役職員にも多くの卒業生を輩出しています。
この協議会は、農業高校農業科教員と地域農協との連携事業として開催。過去には、同校教員らがJA農産物直売所「ベジたべーな」やJA管内イチゴ農家を視察し、情報交換するなど定期的な交流が続いていましたが、新型コロナウイルス禍で中断していました。今回はコロナ明けの初開催として、2019年にJR橋本駅前から現在地へ移転した同校の設備や環境をJA職員に知ってもらうために開きました。
最初に教員から同校概要の説明を受けたあと、食品科学科、環境緑地科、畜産科学科の各棟や実習設備を視察。各学科で特色あるカリキュラムを用意され、校内で飼育する家畜の世話を丁寧に行うなど、目的意識の高い生徒が自発的に学ぶ姿を確認しました。
意見交換では、同校食品科学科が中心に展開する加工品開発に関する話題が集中。「JAと同校がコラボレーションして、同校生産の農畜産物や生徒の案を実際に商品化できるか」などが議論されました。
JA営農経済部農業振興課の酒川淳課長は「高校生が生産する農畜産物を活用し、六次産業化の一環として新たな商品誕生や生徒の学びに貢献できれば、うれしい」と話しました。