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【広報取材】農閑期の水田で伝統のたこ揚げ

たこ揚げをする児童

 新磯地区の水田で2月20日、市立新磯小学校の5・6年生児童が自分たちで作り上げた1間(約1.8m)四方のたこを使い、たこ揚げをしました。

 同地区では毎年5月のゴールデンウイーク期間中「相模の大凧まつり」が開かれ、国内最大級の8間(約14.5m)四方のたこが宙に舞い揚がり、市内外から多くの見物客が訪れ地元の伝統として受け継がれています。

 たこ揚げは万が一を考慮し、広大な水田で実施。地域の水稲農家の学校教育に対する理解により実現しています。「相模の大凧文化保存会」が活動に協力し、午前中には4~6年生が下級生に対して大凧に対する思い入れを発表しました。

 午後のたこ揚げでは、保存会の会員が児童の安全に注意しながら風の強さを見極め、綱を引くタイミングを指示。児童が綱を引くために一斉に走り出すと、たこはふわりと浮かび上がりました。上手く揚がったたこは上空を数分舞うと、見守っていた保護者や地域住民から拍手が上がっていました。

 保存会の八木亨会長は「たこ揚げを通じて地域農業や市の伝統行事に親しみを持つきっかけとなれば」と話しました。