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【広報取材】直売所で人気 旬の果物をジャムに
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南区大野台で自家製酵母パン・ジャム「てんとう虫工房」を営む二宮弘美さんの作る「季節のくだものジャム」が、農産物直売所「ベジたべーな」で人気です。ジャムは旬の果物を使い、今の時期はイチゴやレモン、スチューベンブドウなど5~6種類を販売。時期によっては、梅や桃、イチジクなどでも作り、年間15種類、計500個ほどを販売しています。購入者からは「旬のものを使っているので、果肉の食感や素材の味が楽しめる」と好評です。
ジャムは、素材本来の甘さと食感が味わえるよう丁寧に仕上げ、添加物や保存料など余計なものは入れず、上白糖とまろやかな甘さが特徴の「きび砂糖」のほか、レモン汁、果物によって少しだけペクチンを入れています。地産地消と皮まで煮詰めるので、市内産のイチゴやブルーベリー、ルバーブなどの農産物の他、国産のキウイフルーツやラ・フランス、リンゴなどの果物を中心に作っています。小さな子どもにも安心して食べてもらいたいと「添加物は一切使わない」ことにこだわっています。
住宅街の一角にある工房は、平成24年1月下旬にオープン。「幸運を運ぶといわれるテントウムシがいろいろな場所に飛び、多くの人に幸せが訪れてほしい」と店名に願いを込めました。昨年からは、「ジャム3種類とスコーンのセット」をふるさと納税の返礼品として登録。1月初旬からは地産地消を考え、工房前にジャムや市内産の卵を使ったシフォンケーキが営業日以外に手軽に購入できる自動販売機を設置するなど、市内産の農畜産物を使った加工品に力を入れています。
二宮さんは「市内でも、いろいろな果物が生産していることを多くの人に知ってもらうため、今後も食べて季節感を味わえる新商品の開発に力をいれていきたい」と意気込みを話しています。
一番人気は、「いちごジャム」。主原材料のイチゴは、持続可能な開発目標(SDGs)のフードロスにもつながると約6.5㌔を仕入れ、傷や形が不揃いの規格外の市内産イチゴ、品種「紅ほっぺ」を使用しています。大瓶(195㌘)760円(税込)・小瓶(100㌘)合わせ、50個ほど作りました。直売所では大瓶のみの販売です。
工房は9時30分~17時 木・金・土曜日(無くなり次第終了)。ジャムを使ったシフォンケーキやベーグルサンドなども販売しています。