トピックス
【広報取材】ターゲットを絞り 広報紙配布
2024.12.09
JAは、広報紙「グリーンコミュニティー」の最新号で配布手法を切り替え、従来の新聞折り込みから「農業への理解」と「食農教育」を伝える必要性が高い子育て世代へターゲットを絞り、小学校へ配布を決めました。
昭和58年から発行してきた市民向け広報紙は、新聞折り込みで年1、2回発行。紙面は、市民に市内農業の大切さや魅力を知ってもらうと同時に、興味を持ってもらうことをコンセプトに発行。タブロイド判4ページで、生産者の顔や農産物、レシピなどを多用して分かりやすく、カラフルに仕上げてきましたが、JAでは「農業の大切さ」を伝える配布対象者を、どこにターゲットしたらいいか模索していました。
12月9日に発行した52号は、JA「農業関連事業強化プロジェクト」に相談し、紙面の企画と小学校を通して、子育て世代への配布案を打ち出しました。市教育委員会の協力のもとJA管内の小学校55校に順次、約3万1000部を配布します。
最新号のテーマは「みんなで考えよう!相模原の農業」。児童が同紙を自宅に持ち帰り、保護者らにも相模原の農業を知ってもらうのが狙いです。未来を担う児童や保護者らに相模原農業のことを考え、より知ってもらうことがテーマで、「目指せ!!農業博士」と題し、農業3択クイズの他、地場野菜の消費拡大を目的に、ジャガイモとブロッコリーを使った簡単レシピ「ポテトチーズ春巻き」と「ブロッコリーと豆腐のおやき」2品などを紙面に掲載しています。
組織相談部組織広報課の井上勝雄課長は「同プロジェクトチームとの事業間連携で新たな試みが実現しました。紙面を読んで、子育て世代へ農業への理解が深まってほしい」と話しています。