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【広報取材】規格外米でせんべい 6日から販売 3種類2000袋 数量限定

規格外米の「はるみ」で作ったせんべい

 JAは12月6日から3日間、農産物直売所「ベジたべーな」で開かれる「ベジたべーな11周年大収穫祭」で、県の推奨品種「はるみ」で規格外の相模原産を使ったJAオリジナル商品「ぬれかり餅(せん)」と「ざらめ」、「梅かつお」の3種類、計2000袋を数量限定で販売を始めます。主原材料となる米は、同直売所に出荷している米農家4軒から約200㌔集めたものです。

 JAでは、6次産業化に取り組み始めて10年以上になります。市内農畜産物の消費拡大と農家所得向上に力を入れている。これまでに「いちごふるふる」や「ゴロゴロカレー」、「オニオンスープ」など12種類の商品を開発してきました。

 今回は、米農家が脱穀時に発生する規格外の米に着目。規格外米はこれまで、圃場(ほじょう)にまいたり、家畜の餌として再利用してきましたが、これを農家所得につなげられないか考え、1年ほど前から商品開発に取り組んできました。

 直売所では、県内JAの米で作ったせんべいを販売していますが、とても人気の商品です。市内産で作られている規格外の米で作れば、持続可能な開発目標(SDGs)につながり、農家所得向上にもつながると製造業者に相談し、正規米でも規格外米でも味は変わらないことも分かりました。

 堅焼きに仕上げた「ぬれかり餅」は、しょうゆがしみ込んだ昔ながらの味とパリッとした食感。「ざらめ」は、上品な甘さとしょうゆ味が味わえる、絶妙な甘じょっぱさが特徴です。「梅かつお」は、梅の酸味と、噛むごとに鰹の風味が口いっぱいに広がります。どの商品も、米の素材のおいしさが味わえるよう仕上げ、保存用にも便利なジッパー付です。

 営農経済部農業振興課の井上仁係長は「市内産の米のPRと、農家所得向上につながるオリジナル商品の開発に力を入れていきたい」と意気込みを話しました。

 直売所での販売は、農家応援価格で各1袋(100g)348円(税込)。お問い合わせは、同JA農産物直売所「ベジたべーな」電話042(851)3583。