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【広報取材】メレンゲの力でふわふわ シフォンケーキ
下溝の自宅で洋菓子工房「ハコノナカ」を営む、金原小枝子さんの作るシフォンケーキが人気です。メレンゲの力だけで、ふわふわに仕上げた看板商品。JA農産物直売所「ベジたべーなmini」に月・火・水曜日の限定で販売している。味や焼き上がりの決め手となる卵は、麻溝台にある有限会社「昔の味たまご農場」が育てる卵を使用しています。
金原さんは子育てが終わり、自分時間ができた6年ほど前から、大手の料理教室で基礎的なパンづくりやシフォンケーキづくりを趣味で始めました。家でシフォンケーキを作ろうと試行錯誤していたところ、インスタグラムに立派で、おいしそうなシフォンケーキの投稿を見て、衝撃を受けました。『これが作れるのなら、習いに行くしかない』、『私も作りたい』と探求心がさらに強くなり、令和元年9月、大阪市でシフォンケーキをメインに指導する、パティシエ監修のお菓子教室へ毎月、新幹線で通うほど熱中しました。数ある菓子教室から、同教室を選んだのは、北海道など遠方から飛行機に乗って習いに来る人がいるほどの魅力的な教室で、「技術を習得するのに間違いない」と直感したからです。
コロナ禍はオンラインでレッスンを受け、菓子作りの技術をさらに習得していきました。令和3年2月ごろからは自宅でシフォンケーキの教室を開きますが、コロナ禍で思うように教室が開けませんでした。他県に住むシフォンケーキの講師仲間が、工房を作った影響を受け、令和5年10月下旬に「箱の中を開けると、笑顔が溢れてくる。そんなささやかな幸せを届けたい」という思いを、店名に込めた工房をオープンしました。
金原さんは「夢は独立して店舗を構えること。アレルギーがある子どもたちにも安心して食べてもらいたいと、米粉を使った洋菓子も販売しています。たくさんの人に笑顔を届けたい」と話します。
シフォンケーキの一番人気は、卵の風味と優しい甘さを感じる「プレーン」。今の時期は、甘じょっぱく、黒ごまがアクセントの「サツマイモの甘煮」や生地にマロンペーストを練り込み、渋皮煮がゴロッと入った「栗の渋皮煮」など、季節に応じた商品を合わせると10種類以上で、1個300円(税込)~販売している。メインのシフォンケーキに加え、焼菓子のフロランタンやフィナンシェ、ガトーショコラ、ミニカヌレなど幅広く販売する工房には、リピーターや口コミで広がった多くのファンが訪れ、味と素材にこだわった洋菓子が愛されています。
工房は11時~16時日曜のみ営業 (無くなり次第終了) 。要望があれば、シフォンケーキをベースに誕生日ケーキの予約宅送も取り扱っています。