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【広報取材】農家を長く応援 援農ボラを表彰
JAは8月14日、NPO法人「援農さがみはら」の援農ボランティアとして長年にわたり市内農業の発展に貢献してきた八木澤弘身さんと金銅幸俊さんの2人を表彰しました。
表彰は同法人から推薦され、JA理事会で承認されたボランティア。長く同法人に在籍し、年平均70回以上の作業に従事するなどの条件があります。同ボランティアとして活躍するためには、JAと相模原市が協力して開く農業研修講座を受講し、修了する必要があります。講座は現在2年制で年25回ほど活動。土づくりや播種、除草作業、収穫まで一連の流れを学びます。修了者は同法人に所属し、高齢化などの担い手不足に悩む農家の派遣依頼を受けて地域の農家を手伝っています。援農ボランティアはJA管内では欠かせない存在となっています。
八木澤さんは会社員を定年退職後、同じ自治会の仲間から誘われて同講座を受講。農業経験はありませんでしたが、講座を通じて野菜作りの基本的な知識や経験を積み重ね、同法人には2005年10月の発足時から昨年度まで在籍。積極的な援農活動で依頼農家からの信頼に応えてきました。
金銅さんは、市の広報紙を見て同講座を受講。研修生時代から農家に呼ばれ、技術を教わりながら作業を手伝っていたこともあるといます。同法人加入後の2011年度から2020年度まで5期10年にわたり同法人の理事長を務め、円滑な法人運営に貢献。現在も援農活動に取り組む姿勢が評価されました。
表彰では、JAの落合幸男代表理事組合長が2人に感謝状を手渡し、長年の市内農業への貢献を労いました。JA管内で特産のヤマトイモを約1ha栽培し、昨年は同ボランティアが延べ150人作業に従事した佐藤隆一さんも同席。佐藤さんは「援農ボランティアの存在がなく家族経営のままだったら、ここまで規模拡大することができなかった。改めて援農ボランティアの功績に感謝したい」と話しました。