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【広報取材】女性のJA運営参画へ セミナー開講

JAの存在意義を説明する丸岡次長

 JAは8月6日、JA本店で女性参画セミナーを開講しました。同セミナーは女性農業者の声や感性をJA運営へ反映し、これからのJA基盤をより強固なものへ押し進めるため、JAの事業内容や協同組合活動の基礎知識などの講座を通じて女性の知識向上、次世代を担うリーダーなど活躍の場を広げるのが目的です。

 この日は管内の農業従事者や同JA青壮年部員の配偶者など12人が集まり開講式を開きました。落合幸男代表理事組合長が、ダーウィンの進化論を引き合いに出しながらあいさつ。「JAが存続していくためには、JAを取り巻く状況に上手く適応し続けていくことが重要。JAが変化していくためのアドバイスや知恵をもらいたい」などと、女性ならではの視点からJA運営に対する提言を求めました。

 セミナーにはJAの現職女性理事5人も出席。遠藤友子理事と渋谷孝子理事が、女性理事の役割やこれまでの実績を報告。相模原市優良農業者表彰に女性農業者も表彰できるよう市の規程変更を働きかけたり、加工所の建設時に業者や実際に利用する加工グループ、職員が一体となって意見を出し合いながら什器配置を提案したこと、理事の名刺を硬い印象の縦書きタイプから横書きに変更し、親しみを持ってもらうよう同JAマスコットキャラクター「さがみはらッコ」をデザインしたことを紹介しました。

 その後の研修ではJA神奈川県中央会農業くらし対策部の丸岡慎一朗次長が、JAをはじめとした協同組合の成り立ちや目指すものなどについて講演。協同組合と株式会社の違いや、JAの地域社会での役割を説明しました。県内他JA女性組織が開発した新レシピの開発事例を紹介しました。

 同セミナーでは今後、来年1月までに計3回開き、JA関係団体への視察などを予定しています。 JA組織相談部の野中正宏部長は「セミナーを通じて参加者のJAに対する理解を深め、女性のJA運営への積極的な参画を増やしていければ」と話しました。