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【広報取材】野菜苗を育苗 作業省力化に貢献

種のまきむらが無いかを確認する職員

 JAは、農作業の省力化と畑での栽培期間短縮を目的に、JAの園芸組合員へ供給する野菜苗の育苗作業を行っています。今年はキャベツ苗4品種557枚、ブロッコリー4品種547枚を育苗。8月中旬から順次出荷・供給しています。組合員からは「JAの苗は質が良く、苗づくりに掛かる時間と手間を他の作業に充てることができる」と好評です。

 7月10日から8月8日までの計6日間、営農経済部の職員に加えて若手職員が職員教育の一環として作業に加わり、計7人がJA営農センターで播種作業をしました。作業自体は播種機で行いますが、育苗箱のセル一つ一つにまきむらが無いよう、人の目でチェックして精度を上げています。苗は同センター内のハウスで管理し、出荷までの約4週間、日中のハウス内の気温測定や水の管理などを丁寧に行うなど、高品質な苗を目指しています。

 営農経済部営農支援課の吉川寛徳主任は、「今でも自分で苗を育てる農家はありますが、JAが苗を供給することで、農作業の手が少ない中でも組合員が安心して作業に取り組めるようにサポートしていきたい」と話しています。