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【広報取材】農機の本格稼働へ プロの目で点検

農耕用トラクターを点検する技術者

 

 

 新磯支店と支店組織の機械利用組合では、毎年春と秋の農繫期を前に、組合員が所有する農業機械の点検サービス会を数十年にわたって同支店で開いています。この行事は、田植え・稲刈りの繁忙期前に開き、農機の安全利用の推進が目的。JA管内で有数の米どころである同支店独自の行事として長く親しまれています。

 点検は農機メーカーの専門技術者を招き、プロの目で農機の状態を確認します。支店を会場にしてまとめて点検することで、組合員が個別に呼んだ場合支払わなければならない出張料金を抑える効果もあります。

 作業は事前予約を優先し、対象は農耕用トラクターや管理機、コンバインなど。1台あたり30分程度が目安。今年の田植えに向けた点検会では、管内農家11人が合計16台の農機を会場に持ち込みました。技術者は注油や清掃、稼働部分の動作確認をし、不具合が無いことを確認していました。

 利用者は待ち時間を活用し、耕作する作物の出来や田畑の状況について情報交換。世帯ごとに個人で作業することが多い農家にとって、作業方法などの工夫を直接聞くことができる貴重な場となっています。利用者からは「普段は自分で日常点検をしているが、やはりプロの目で見てもらうことで安心して農作業することができる」と笑顔がこぼれています。

 同組合の会員は現在4人。会場では西山和秀組合長と事務局の支店職員が加入推進を展開。活動内容や加入後のメリットを紹介し、加入を呼びかけました。 同組合の西山和秀組合長は「稲作が盛んな新磯地区の良き伝統として、組合員の理解を得ながら長く続けていきたい」と話しています。