「ありがとう」と「笑顔」あふれる JA相模原市 金融機関コード:5159

トピックス

【広報取材】市内産の軽食をどうぞ

試合開催時に提供する軽食

 

 

 

 中央区で、市内の農産物を使った弁当の製造・販売や、焼き菓子、ケータリング、キッチンカーの運営などを手掛ける「‘Loom Sagamihara(ルームさがみはら)」は、相模原市などをホームタウンとして活動するサッカーJ3リーグ「SC相模原」のホームゲーム開催日に、2年ほど前からチーム関係者・来賓向けのケータリングに市内産食材を使った軽食を提供しています。

 同店を運営するセラムグループは2013年に創業し、飲食店を中心に経営してきました。当時は地産地消への意識は現在と比べて薄かったといいます。新型コロナウイルス禍で店舗を一度閉店してからは、地域住民向けの弁当販売を中心とした業態へ変更。会社存続のピンチにお世話になった地域の絆に心を動かされ、テイクアウト業を本格化させる際に地元素材を使った料理を提供していこうと考えました。また、地元青年会議所の集まりで同チームの関係者と出会い、試合時のケータリングにつながりました。

 軽食は、南区の相模原ギオンスタジアムで行われる試合時、同スタジアムのラウンジで提供します。テーブルには5種類のおにぎりの他、「トマトの卵炒め」「サツマイモと国産鶏肉の甘酢あん」など、季節に応じた総菜2種類が並んでいます。

 同店では、地区のJA農産物直売所「ベジたべーな」でも仕入れをします。同直売所では旬の地場産野菜が手に入るため、素材の良さを生かした商品作りを心掛けています。おにぎりの米は、JA組合員が生産したキヌヒカリを使用。さっぱりとした味わいが他の料理を引き立て、冷めても食味が良いそうです。

 軽食は試合に訪れた関係者からも好評で、ケータリングを機に市内産を使った弁当注文につながるなど、市内産食材の魅力発信にも役立っています。 同店を運営するセラムグループの山口陽一代表は「市内産食材をふんだんに使った名物などを開発していければ」と意気込んでいます。