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【広報取材】水田の立て札で地域を元気に
2024.06.05
麻溝地区で緑地管理事業や造園業などを営む座間緑化事業の座間友和さんは、耕作する水田に、見た人をポジティブな気持ちにさせる言葉を書いた立て札を設置して、地域から注目されています。
座間さんは、1.54haの広さで、県の奨励品種「はるみ」を主力に「キヌヒカリ」「てんこもり」など5品種を生産。立て札は10年ほど前から設置し始めました。高齢化などで耕作できなくなった水田の管理を頼まれるなど、管理する水田が増えてきたため、目印を目的に立てていました。この時は短歌のような言葉を記載していたが、昨年秋にリニューアルしました。
リニューアルした立て札は「『幸せ』と口に出す」「自分に期待」「君は無限」など、温かみがあり、前向きな気持ちになれる言葉を記載した15枚を設置。座間さんがこれまでの人生経験で、人から掛けられた言葉や偉人の名言など、自分の心に響いた言葉を書き留めたものだ。
立て札はB4サイズ(257mm×364mm)で、パソコンを使いカッティングシートで自作。水田の緑肥で使うレンゲの花びらをモチーフとしたピンクのイラストで言葉を彩りました。水田の周りを散歩する地域住民などからは「散歩していて元気をもらえる」などと好評だ。
座間さんは「同じ言葉でもその日の気分で感じ方が変わると思います。水田に親しみを持つきっかけや、自身を振り返るきっかけになれば」と話しています。