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【広報取材】食育活動 市から表彰
2023.12.18
青壮年部麻溝支部では、2016年から食農教育活動の一環で地元の相模原市立麻溝小学校に協力。毎年、同校の5年生児童約100人に対し稲作指導を行っています。活動の風景と児童の歓声は、農繁期の訪れを告げる地域の風物詩に成長しました。
同支部は現在15人で活動。それまで同校への指導を担ってきた同地区の水稲農家から部員の一人が引き継ぎの打診を受け、同支部の活動として発展させたのがきっかけです。次世代を担う児童へ、米作りを通じて食べ物を作る大変さ、食の大切さを理解してもらうことが目的です。
同校から徒歩約10分、相模川沿いに広がる水田の一面に、7aほどの学校農園「麻っ子農園」が広がります。ここで昔ながらの田植えから収穫、脱穀作業まで年3回活動。その日の指導内容に応じ、部員が所有する農機も活用し作業の効率化を図ります。先生との打ち合わせも定期的に行い、刃物を扱う際の注意点やこつなどを伝えるなど、児童が安全に活動できるような配慮も欠かせません。
活動時には部員が揃いのTシャツを着用するなど、支部の一体感を演出。部員・児童が笑顔で農作業に取り組んでいるのが印象的です。こうした着実な活動が認められ、相模原市優良農業者表彰を今年受賞しました。同支部はこれからも地域に根差した食農教育活動に取り組んでいきます。
新鍋哲郎支部長は「部員やJAと協力して、児童や地域住民に農業を身近に感じてもらえるよう活動していきたい」と話しています。