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【広報取材】女性会の手作り回覧が好評
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女性会大沢支部の副支部長を務める笹野けい子さんは、居住する同支部内上大島地区の会員に配る地区独自のイベントなどを記載した手書きの回覧を作り、好評を得ています。温かみのある回覧を通じて、地域コミュニティーの活性化につながっています。
笹野さんが所属する同地区の会員は現在9人。一昨年4月に地区の取りまとめ役に就任後、回覧はこれまでに15回発行しました。以前、先生として学年だよりを作っていた経験から、回覧は楽しみながら作っているといいます。
女性会に加入して10年弱。会員向けの回覧は当時から行われていましたが、「本店から届くチラシなどの回覧だけではコミュニケーションを取れないのではないか」「上大島地区内のコミュニティーでも独自の行事を企画したい」などと考えていました。そこで、年度始めに会員と話し合い、健康作りや地域に親しみことを目標に掲げました。徒歩10分圏内に住む地元の仲間が気軽に参加できるイベントを企画し、その連絡手段として回覧を活用しようと考えました。
手作り回覧は毎号の発行に苦労しないよう、紙面レイアウトは固定します。題字の真下には女性会活動に関する近況などをあいさつ文として掲載。下段にはJAの行事案内に加え、同地区の会員を対象にした今後開催予定の行事も案内します。行事は、近くの公園へのハイキングや桜の花見会など。企画は笹野さんを含めた同地区役員で相談し、参加希望の会員は、回覧内申し込み枠内に名前を書き込みます。
回覧を手に取ってもらえるよう、文字は大きく、文章はコンパクトにまとめようと心掛けています。紙面の空きスペースには、色鉛筆で季節の草花や野菜のイラストも描いて彩りを加えます。完成した回覧は、JAの広報誌と一緒に回覧するか、カラーコピーして回覧時に手元に保管してもらいます。手作り回覧を読んだ会員からは「手書きの文字に温かみがあって良い」などの声が寄せられています。
笹野さんは「女性会の役職の方は皆、忙しい生活の中で引き受けているはず。回覧は自分が好きで作っているだけなので、自分が役を降りた後も回覧の継続発行を皆さんの負担にはさせたくない」と気遣います。
1月27日には、昨年12月の回覧で告知した同地区会員宅でのお茶飲み会を開催。会員7人が参加し、会員が描いた絵や習い事の作品を持ち寄って、作品の特徴や制作時のエピソードなどを披露しながら楽しい時間を過ごしました。
笹野さんは「回覧を読んでくれた会員が楽しい気持ちになり、行事に参加してくれるようになれば、うれしい」と話しています。