トピックス
【広報取材】不要残存農薬を回収
2024.12.26
JAは12月9日、不要残存農薬と農薬空容器の回収作業をしました。近年、農薬による環境への影響や有害物質を使用した事件が発生し社会問題となっています。農薬の使用者は事故防止のため、常に農薬の適正処理と安全使用に努める必要があります。
回収は組合員への回覧やJA広報誌などで告知。組合員は申込書と農薬を支店に持ち込みます。対象はJA組合員に限り、開封済み農薬は他の農薬と混ざらないよう個々に透明のビニール袋へ分別する必要があります。油剤などの金属製容器は、容器自体が腐食していないかなどの要件があります。処理費用は普通農薬・空容器が1㎏1210円(税込)から、水銀系で同1万3200円まで。農薬の廃棄は個人では難しいため、JAでは回収を年1回行うことで組合員から好評を得ています。
12月9日、組合員38人から集まった300㎏ほどの農薬と容器を、回収業者と本店営農経済部職員が協力して、普通農薬や燻煙剤など、回収区分が異なる4種類に仕分け。組合員ごとに計った重さをメモしていました。回収した農薬と容器は業者が適切に廃棄します。
営農経済部購買課の小松由美課長は「組合員には個人での対応が難しい農薬の適正処理のため、JAの回収を積極的に利用してもらいたい」と呼び掛けています。