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【広報取材】農機の安全操作へVR体験学習

VRを体験する受講者

 特定非営利法人「援農さがみはら」は12月10日、JA営農センターで「VR安全操作講習会」を開きました。会員14人が参加。

 講習会ではJA共済が貸し出すVR(仮想現実)体験用ヘッドセットを活用。受講者はヘッドセットを通じた360度に広がるリアルな視界を通じて、当事者視点で事故を疑似体験できるのが特徴です。

 学習動画は乗用型トラクターの転覆事故や耕うん機の後進作業事故など8つのシチュエーションがあり、農作業安全に関する基本的な知識など、さまざまなパターンを学ぶことができます。それぞれ、発生原因や未然防止策の解説も収録していて、“自分ごと”として深い理解促進につなげることが可能です。

 この日、VR自体を初めて体験する受講者がほとんどで、機材の装着や流れる映像にとまどいながらも学んでいました。

 受講者は「ただ話を聞くだけでなく自分の目線で怖い体験ができて、勉強になった」「事故に至るまでの経緯が追体験できるので、同じ状況に陥らないよう注意することができる」などと話しました。

  同法人の望月宗彦理事長は「VRを通したリアルな視点から作業の危険性を認識することで、実際の作業時に事故を起こさぬよう安全に配慮してほしい」と話しました。