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【広報取材】ざる菊満開に 鮮やかな色で安らぎ

満開を迎えたざる菊

 新磯地区で、ざるを伏したような円錐形で注目を集める「ざる菊」が見ごろを迎えています。相模原市の秋の風物詩として定着し、毎年多くの市民が来場しています。

 ざる菊を管理するのは、新磯支店の組合員ら地元有志でつくる「新磯ざる菊愛好会」。JAも後援する花見会は今年で16回目を迎えました。

会場では黄色や白、ピンクなど10種類程度のざる菊約1300株が咲き誇っています。今年の花文字は「共生」。文化やアイデンティティなど様々な違いを有する人々が、多様性を互いに認め合い対等な関係を築きながら共に生きていこう」という願いを込めました。

 同会では昨年から畝に敷くマルチを黒色から白色に変更して熱の吸収を抑えるなど対策してきましたが、今年は長く続いた暑さの影響か、例年と比べ1週間程度遅い開花となりました。

 来場者は晴天の下、記念写真の撮影や、ざる菊に近寄って花びらの様子を確認するなど楽しんでいました。来場者は会員に「どのように管理すればきれいな円錐形に育つのか」など、栽培方法を質問していました。祭りは15日までですが、16日以降も自由にざる菊を見学することができます。

  藤曲和美会長は「今年もようやく迎えることができた。市民の方に色鮮やかなざる菊を見て、安らぎを感じてもらえれば」と話しています。