トピックス
【広報取材】インフルエンサーとJAがタッグ
今年7月に当JAの広報モニターに就任した南区在住の飯田さくらさんは、フェイスブックやインスタグラム、Ⅹ(旧ツイッター)などのインターネット交流サイト(SNS)で相模原市に関することを積極的に投稿しています。複数のアカウントを運用し、3つのプラットフォームで合計約1万人のフォロワーを抱えていて、市内企業のPRも請け負う“インフルエンサー”としても活動。SNSを通じてJAや市内農産物の魅力PRなどに期待されます。
飯田さんは宮城県石巻市出身。現在は市内葬儀会社とラーメン店に勤務しながら4人の子どもを育てています。東京都心から直線距離で約40km 、同市が表現する“都会と自然のベストミックス”というキャッチフレーズのとおり「住むにも働くにも何もかもちょうど良い相模原市が大好き」と公言します。
飯田さんがSNSへ投稿するのは、早朝から仕事に向かう前までと、帰宅して子どもたちが寝静まってからの限られた時間。自身の行動や体験したことを、相模原市に関するグループやハッシュタグを付けて投稿しています。インフルエンサー仲間と情報共有し、リポストするなど互いの投稿を支援しています。
SNSへの投稿は、最初は地域貢献の一環として友人とSNS上での子供用品の無償譲渡などを展開し、行政とも連携してきました。その後、活用の幅を広げて勤務先の宣伝や「相模原市を盛り上げたい」と、最近では地域のお祭り開催情報も投稿しています。
SNSのフォロワーからの紹介もあり、今年4月に開かれた「市制施行70周年記念第51回相模原市民桜まつり」内のインフルエンサーグランプリに出場。1000人以上の応募があったとされる中、見事グランプリを獲得しました。
7月のJA広報モニター就任後、さっそく同JA農産物直売所「ベジたべーな」「ベジたべーなミニ」を訪れ、店内の様子や陳列台に並ぶ市内産野菜などの写真を投稿しました。店頭で販売するソフトクリームの写真を掲載したところ、反応数が伸びたそうです。JAが運営するⅩの投稿にも反応し、引用ポストなどで応援。JA広報誌のアンケートでは、インフルエンサーならではの視点から誌面への提言を行っています。
「これまでは市内向けの投稿が多く、これからは市外の人を呼び込みたい」と話す飯田さんは今後、同市をさらにPRしていくため同市観光大使への応募も考えています。「SNSを通じてJA直売所の認知度アップや市内農畜産物の魅力を紹介していきたい」と意気込んでいます。