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【広報取材】市制施行70周年を祝う大凧まつり

南風を受け舞い上がる大凧

 

 相模原市の伝統行事の一つである「相模の大凧まつり」が5月4日と5日の両日、新磯地区の相模川河川敷で開かれました。主催する「相模の大凧まつり実行委員会」には、当JAの組合員が多く所属しています。まつりは大凧の制作技術の伝承など次世代への継承を踏まえ、同河川敷4会場で開かれました。

 市での大凧の歴史は古く、天保年間(1830年頃)からともいわれています。最も大きい凧は日本最大級の8間(14.5m)四方で、重さは約950㌔。綱の太さは3~4㎝で長さは約200m。巨大な凧を揚げるためには10~12mの風速と、80~100人の引き手も必要です。

 始めは子どもの誕生を祝って行われていた凧揚げは、次第に豊作祈願、若者の意思や希望、国家的な意義などへ時代とともに個人的なものから地域的なものへと移り変わってきました。例年、大凧の題字は市民などから募集し、市長が直筆した字画を描いています。今年の題字は「稀風(きふう)」。同市の市制施行70周年にちなみ、70歳の「古希」を祝う意味が込められています。

 南風を受けた大凧が空高く舞い上がると、会場に詰め掛けた来場者からは大きな歓声と拍手が沸き上がっていました。