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【広報取材】農作物盗難対策求め 農業委員会へ協力要請

要請書を手渡す佐藤委員長(左)

 青壮年部の佐藤寛委員長は4月22日、市内での農作物盗難被害への対応強化と抑止に関する要請への協力を求めるため、市農業委員会の阿部健会長を訪れ、要請書を手渡しました。

 市では特に山間部において有害鳥獣被害が発生し、農業収入の減少と営農意欲の減退につながっています。一方、市街地が多数を占めるJA管内では、鳥獣被害は山間部に比べ少ないですが、農作物の盗難被害が目立っています。当JAでも深刻な問題として捉えていますが、被害状況の正確な把握が難しいのが現状です。

 訪問では、JA管内で盗難が多発している状況を報告。農作物だけでなく農具も盗まれているとし、特に被害が深刻な大沢南部土地改良区への立て看板や防犯カメラの設置、管轄警察署に対する定期的なパトロールに関する要請を、農業委員会からも行政や警察へ行うよう協力を求めました。また、作業中の同部員が野菜盗難の犯人に遭遇した事例や、佐藤委員長が育てた農作物も収穫目前で被害に遭ったことを報告しました。

 これに対し農業委員会側からは「まずは警察署に被害届を提出することが大事。また、農作物は被害額を計算しにくいため、盗難被害の記録を蓄積していくことで、行政や警察に対し協力依頼がしやすくなるのでは」などの助言や提案を受けました。

 佐藤委員長は「農作業を毎日継続していくためには、農作物の盗難対策は必要不可欠。互いに知恵を出し合いながら良い対策案を実行していきたい」と力を込めています。