Potato R2年12月号
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ど8 現在の川崎市中原区で、会社員家庭の4人兄妹の長男に生まれる。父は永三さんが生まれる直前に出征していたが復員後、母の実家が酪農をしていた縁で、父は叔父と共同して酪農を始めた。 昭和29年、父は共同経営に別れを告げ、20頭の乳牛を持つ酪農家として川崎市内で独立。その後、大都市での経営は厳しさを増し、同39年には知人の紹介で上溝の地にやってきた。 永三さんは相原高校を卒業と同時に就農し、父親から牛の扱い方を本格的に学び始めた。「川崎では牛舎とお隣さんが隣接する状況で、とても気を使いながらの経営だった。ここは周辺に住宅が少なく、牛も自分も伸び伸びとした環境での経営が可能になった」と振り返る。 長年続けてきた酪農に別れを告げ、昨年からは和牛繁殖に完全移行した。数年前から実験として和牛を少しずつ育てていたが、現在は成牛と子牛合わせて50頭ほどを管理する。■やりなど夕方の作業には3人のお孫さんも加わって作業をするが、牛のわずかな体調変化を見逃さない観察力に永三さんも驚いている。 好きな音楽はカントリー音楽。牛舎内ではお気に入りの曲をBGMに作業へ従事する。カントリー音楽の殿堂である、アメリカのナッシュビルを訪問するのが夢だ。 「来年には金婚式を迎え、今まで長年にわたって共に仕事をしてきた妻にも改めて感謝の気持ちを伝えたいね」と笑顔を見せた。る♥酪農から和牛繁殖へ転換が家のあいわ牛の世話をする永三さんPo ta toひなふうか 甘い物はもちろん、納豆や豆腐、魚料理など和食が好きという日渚ちゃん。現在、来年の幼稚園入園に向けて週1回登園し、10月には麻溝公園への遠足も楽しみました。幼稚園ではいつもかわいい笑顔を見せてくれているそうです。おうちではプリキュアを見るのが好きで、音楽に合わせて踊ったりしています。 楓花ちゃんは、ほ乳瓶をしっかり持つことが出来るようになりました。お姉ちゃんと一緒にテレビを見たり、積み木などで遊んでいます。最近は色々な物に興味を持つようになり、視線を送っています。 ご両親は「二人には、とにかく元気に明るく、楽しい毎日を過ごしてもらいたいです」と話しています。深須 日渚ちゃん(3歳)・楓花ちゃん(10カ月)ご両親/祥太さん、麻紗美さん組合員/細谷正利さん麻溝台支店麻溝台地区市川 永三さん(77歳)上溝支店管内虹吹地区姉妹仲良く笑顔な毎日

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